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経済産業省調べ

10-12月の鋼材需要見通し、前年比1.6%減少

2017年10月10日 (火)

調査・データ経済産業省は10日、10-12月期の鋼材需要見通しを公表した。10-12月期の鋼材需要量は前期(7-9月期)に比べて1.8%増加するものの、前年同期比(16年10-12月期)では1.6%減少の2387万トンとなる見通し。

国内建設部門の需要は、土木部門の季節的要因により増加。建設部門で、貸家着工の減少に伴う住宅向け需要の減少が見込まれるものの、首都圏再開発や五輪関係物件などの民間設備投資の増加が見込まれ、前年同期比では微増となる。

国内製造部門の需要は、新車販売の安定的な推移や堅調なアジア向けの自動車需要が見込まれることにより前期比で横ばい。船腹過剰やバルク市況の低迷による造船需要が減少するものの、建設機械、運搬機械の需要回復や堅調な自動車需要が見込まれるため、前年同期比も横ばい。

鋼材輸出は、前期比ではアジア向け自動車需要や建設機械需要が堅調に推移することなどで微増。前年同期比では減少。今期の粗鋼需要量は2651万トンで前期比1.5%増、前年同期比0.4%増となる見込み。