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7-9月の鋼材需要、前期比2.8%増加見通し

2018年7月9日 (月)

調査・データ経済産業省は9日、2018年度第2四半期(7-9月期)の鋼材需要見通しを公表した。鋼材需要量は前期(4-6月期)に比べて2.8%増、前年同期比では0.7%増の2375万トンとなる見通し。

国内建設部門の需要は、公共・民間土木工事の堅調な推移や、首都圏再開発、五輪関係物件の民間設備投資の緩やかな増加に伴う非住宅向け需要の堅調な推移が見込まれるものの、住宅部門で持家・貸家需要の減少が見込まれ、前年同期比で横ばい。季節的要因により、前期比では増加する。

国内製造部門の需要は、造船需要の低迷が見込まれるものの、産業機械需要などの堅調な推移が見込まれることにより、前年同期比で微増となる。決算期という季節的要因により自動車、産業機械需要が増加することにより、前期比では横ばいになる見通し。

鋼材輸出は、前年同期に設備トラブルに伴う輸出の減少があったこととの対比で微増。前期比では増加する。今期の粗鋼需要量は、2654万トンで前年同期比2.3%増、前期比では横ばい。