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経済産業省調べ

17年4-6月の鋼材需要見通し、前年比0.9%増加

2017年4月6日 (木)

調査・データ経済産業省は6日、2017年4-6月期の鋼材需要見通しを公表した。4-6月期の鋼材需要量は前期(1-3月期)に比べて1.9%減少するものの、前年同期比(16年4-6月期)では0.9%増の2330万トンとなる見通し。

国内建設部門の需要は、前期比では季節的要因により建築需要が増加するものの、土木需要の減少により建設部門は減少。前年同期比では、住宅で貸家が相続税対策により着工戸数がたかかったこととの対比で減少するが、非住宅では物流設備や都市再開発事業が建築需要や都市再開発事業による土木需要の増加により建設部門は増加。

国内製造部門の需要は新型車投入効果による登録者の回復による自動車需要の増加があるものの、季節的要因により前期比減少。前年同期にあった熊本自身による自動車の生産停止の対比や建設機械の排ガス規制による反動減の緩和で前年同期比では横ばい。

鋼材輸出は、前期比ではアジアなど向け自動車需要や建設機械需要の回復等により微増。前年同期比では、横ばい。

今期の粗鋼需要量は2599万トンで前期比0.4減、前年同期比0.8%となる見込み。