フード三菱食品、IHI物流産業システム(東京都江東区)、Exotec Nihon(港区)の3社は21日、三菱食品の草加FSDC(埼玉県草加市)に導入した自動化物流システムの本格運用を開始したと発表した。中小飲食店向けの業務用食材・資材卸売サービスを担う拠点で、常温エリアには3次元高速ピッキングシステム「Skypod」(スカイポッド)、冷凍エリアにはケース自動倉庫「シャトル&サーバ」を導入した。

▲ケース自動倉庫「シャトル&サーバ(出所:三菱食品)
三菱食品によると、食品卸業界でのSkypod導入は国内初。ロボットがラック内を昇降し、商品を作業者の手元まで運ぶGTP方式を採用する。常温の食材、酒類、資材などを対象に、商品を探しながら庫内を歩く作業を減らし、ピッキングの効率化と精度向上を図る。設備は保管容器1万182個、ロボット44台、作業ステーション3台で構成する。
冷凍エリアのシャトル&サーバは6レーン、7488ケースの保管能力を持ち、業務用冷凍食品の保管と出庫を自動化する。低温環境での作業時間や重量物の取り扱いを減らし、省人化と作業負荷の軽減につなげる。

▲3次元高速ピッキングシステム「Skypod」(出所:三菱食品)
従来拠点では、作業員が音声指示に従って保管場所を移動し、1万3000品目を手作業でピッキングしていた。人手不足が深刻化するなか、「歩く」「探す」「寒い」「重い」といった現場負担への対応が課題となっていた。
三菱食品は今回の自動化で出荷能力の向上、作業品質の安定化、省人化を進める。24時間365日の安定稼働や、今後の事業拡大に対応できる物流基盤の構築を目指す。
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