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日新製鋼、日金工との統合にらみ生産設備を強化

2012年4月17日 (火)

拠点・施設日新製鋼は17日、周南製鋼所(山口県周南市)で稼働している製鋼設備のリフレッシュ工事を実施すると発表した。

 

リフレッシュ工事により、ステンレスの製造コストの削減、品質の向上、コイル大型化・5フィート幅対応が可能となり、小ロット多品種生産を行いながら、高い生産効率を実現する。

 

同社は日本金属工業(日金工)と10月をメドに経営統合することで基本合意し、検討を進めている。今回のリフレッシュ工事により、周南製鋼所へ製鋼工程の生産集約を行い、集約が完了した時点で日金工の衣浦製造所の操業を休止する計画。

 

リフレッシュ工事には270億円を投じ、転炉設備と真空脱ガス設備の増強、連続鋳造設備の新設などを行うことで、生産能力を年80万トンに引き上げる。2014年後半から段階的に稼働させる。