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スイスドローンズ、長距離無人ヘリ点検を米国展開

2026年8月12日 (水)

ロジスティクススイスドローンズ(スイス)と子会社のエクスプロレート・パシフィック(豪州)は7日、長距離無人ヘリコプターを活用したインフラ点検サービスを米国で展開すると発表した。パイプラインや送電線、交通回廊など広域に延びるインフラを対象に、目視外飛行(BVLOS)と各種センサーを組み合わせた点検・監視サービスを提供する。

▲カーゴボックス付きSDO50(出所:スイスドローンズ)

両社のサービスは、タービン式の長距離無人ヘリに、LiDAR、RGBカメラ、マルチスペクトルセンサーなどを組み合わせ、BVLOS運航に必要な許認可や安全管理、衛星通信を利用した機体制御、取得データの解析までを一体で提供する。小型ドローンでは飛行距離や航続時間、積載能力などに制約があり、長距離インフラの点検では機材や要員の移動が頻繁に必要になる課題があるとしている。

主力機「SDO 50」は、垂直離着陸が可能な長時間飛行型の無人ヘリで、パイプラインや送電線の点検、LiDARによる回廊測量、環境監視、メタン・排出ガス検知、災害対応、沿岸監視のほか、貨物輸送にも活用できるとしている。

エクスプロレートはすでに豪クイーンズランド州で、SDO 50を使った商用BVLOS運航を実施している。全長550キロのパイプライン沿線を複数の飛行に分けて定期点検しているほか、スラット盆地の5万8000平方キロを対象とするBVLOS運航許可も取得している。

米国では、エネルギー・電力事業者などに近い場所で営業、運航、規制対応、顧客支援体制を構築する。これまで海外で蓄積したBVLOS運航や安全管理の知見を活用し、米連邦航空局(FAA)の承認に基づく運航を計画する。FAAがBVLOS飛行の制度整備を進めるなか、長距離インフラ点検への無人航空機の導入拡大を狙う。

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