ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

富士重工業、マレーシアで委託生産に合意

2011年7月7日 (木)

産業・一般富士重工業は6日、マレーシアにあるタンチョングループの工場でスバル車ノックダウン生産(現地組立生産)の委託契約に向けた覚書を締結したと発表した。委託契約は、タンチョングループのマレーシアでのスバル販売特約店であるTCスバルSdn.Bhd社と締結し、KD生産は同グループ会社のタンチョンモーターアッセンブリーズの既存工場を使用する。

 

同工場で小型SUVを年間5000台程度の規模で、2012年10月の生産開始を目指す。また、KD生産車は同グループのスバル販売網を通じてマレーシア国内、タイ、インドネシアでの販売を予定している。

 

タンチョングループは、1987年にシンガポールでのスバル販売特約店となって以来、アジア地域でスバル車の販売を行っている。またタンチョンモーターアッセンブリーズは設立当初の1974年から日本車、欧州車のKD生産を行い、1986年にはスバル車のKD生産を手がけるなど、すでに自動車の生産、品質管理の高いノウハウを保有していることから、初期投資を抑制できるとともに、委託契約成立から早期の生産開始が可能となる。