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三菱ふそう、川崎工場に新たな品質管理施設を開設

2017年12月5日 (火)
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荷主三菱ふそうトラック・バスは5日、川崎市中原区の川崎工場第一敷地内に高度な分析や計測を可能にする設備を導入した、新たな品質マネージメント施設を開設したと発表した。また、敷地内に点在していた機能を1か所に集約することで、部門内の業務効率を高める。

14億円を投資した新たな品質マネージメント施設「QM Facility」には、製品に使用する材料や素材の調査・分析を行う「マテリアルラボ」、部品の寸法・形状等を測定する「メジャメントラボ」、統合部品調査センター、包括的に品質マネージメント業務を担当するDTA品質マネージメント本部のオフィスを設ける。

マテリアルラボとメジャメントラボは高性能な器材を各種備えており、問題の検出と解決を迅速化する。両施設は高い測定精度を保証するため、気温、湿度、気圧、振動を自動測定するセンサーを備えており、ラボ内の環境を24時間・365日常時監視する機能を持っている。

また、DTA品質マネージメント本部のオフィスには、運行中の車両から通信回線を通して送られる車両情報や、過去の不具合データなどさまざまなビッグデータを先端分析技術での解析を可能とする「ICCONルーム」を新設。

5月にフルモデルチェンジした大型トラック新型「スーパーグレート」に全車標準装備された「トラックコネクト」により、常時車両の状態をモニタリングし、アルゴリズムを使用して潜在的なトラブルを回避するためのアドバイスを顧客に提供する。