
(出所:Neolix)
国際自動配送車を手がける新石器慧通(ネオリックス、中国)は13日、中東や東南アジア、欧州でレベル4自動運転物流の展開を拡大していると発表した。特にUAEを商用化の重点市場とし、中東では数百台の自動配送車を24時間体制で運用しているという。今後は現地企業との提携を通じ、サウジアラビアでの展開も進める。
同社によると、独自の地図を必要としない自動運転技術を搭載した配送車「RoboVan」は、15か国以上、300都市超で2万5000台以上を展開。累計自動走行距離は2億キロに達し、1都市で2000台を超える車両を運用する事例もある。小売事業者への導入では、受注から配送までの所要時間を6時間から2時間に短縮したとしている。
ネオリックスは、物流が走行経路や配送頻度、費用削減効果を数値で把握しやすいことから、現実空間でAI(人工知能)を動かす「フィジカルAI」の商用化が先行する分野とみる。有人配送の人手不足やコスト上昇を背景に、実証段階から継続運用へ移行する案件が増えていると説明した。
次の段階として、1つの自動配送車両群を複数の小売業者や物流事業者が共同利用するRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)モデルを推進する。時間帯や配送経路ごとに利用者を切り替えて稼働率を高め、車両単位の費用を荷物1個当たりの料金へ転換する考えだ。大手企業に限らず、中規模事業者にも自動配送を利用しやすくする狙いがある。
同社は香港で開催された技術イベント「LEAP East 2026」でこうした事業戦略を説明。湾岸地域とアジアの物流需要を取り込みながら、自動配送車を個別企業の設備ではなく、複数事業者が利用する共通物流インフラへ発展させる方針を示している。
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