ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DHL、エアホンコンと新たな15年契約締結

2017年12月14日 (木)

(写真左) DHLエクスプレスのKen Allen CEO(右)キャセイパシフィック航空のRupert Hogg CEO

ロジスティクス 

DHLエクスプレスは13日、エアホンコン(香港華民航空)と2033年まで15年間の新たなスペース契約を提携したと発表した。

この契約に一環として、DHLは保有するエアホンコンの株式40%をキャセイパシフィック航空へ売却。エアホンコンはキャセイパシフィック航空とDHLの合弁会社だったが、今回の契約を機にキャセイパシフィック航空の完全子会社となる。

併せてA300-600F貨物機を8機購入してエアホンコンへ貸し出す。現契約は02年から15年間の契約となっており、DHLはこれを更新・拡張して航空機の配備とルート選択の柔軟性を確保する。

DHLエクスプレスは最近、香港の航空貨物拠点「セントラルアジアハブ」を8000平方メートル拡張する計画を発表している。同ハブの出荷量は過去十年に比べて12%成長し、すでにアジア太平洋地域域内のすべてのDHLの出荷台数の40%以上を扱っている。

拡張計画には、自動化されたX線検査機やマテハンシステムなどの新技術の追加も含まれ、フル稼働後の年間処理能力は年間106万トンと50%アップ。04年の立ち上げ当初と比べると、出荷数は6倍以上に達している。