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日野、レンジャーのブレーキ部に不具合でリコール

2018年2月15日 (木)

行政・団体日野自動車は15日、中型トラック「レンジャー」の「空気油圧複合式ブレーキ」と「空気式ブレーキ」に不具合なものがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は空気油圧複合式が1万5979台と交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないもの717個で、空気式が6台となっている。

空気油圧複合式ブレーキは、後輪用ホイールシリンダのピストンカップ溝の加工が不適切なものがあり、このためそのままの状態で使用を続けると、ピストンカップの定期交換時期より早く、ピストンカップ溝とピストンカップ内径間のシール性能が低下し、後輪用ホイールシリンダよりブレーキ液が漏れるおそれがあるという。

全車両、後輪用ホイールシリンダのピストンを点検し、対策前のものが組付けられている場合は、対策品と交換する。

空気式ブレーキは、リレーバルブの固定金具の締付け作業が不適切なため、締付けボルトの一部が欠品しているものがあり、そのままの状態で使用を続けると、走行振動などにより当該固定金具が外れ、エア配管が損傷し、エアが漏れるおそれがある。全車両、当該固定金具の締付けボルトを点検し、欠品している場合は、適正に締め付ける。