曙ブレーキ、中･小型トラック用パーキングブレーキ新開発

荷主曙ブレーキ工業（東京都中央区）は14日、高いクランプ力を発生する「中・小型トラック用電動パーキングブレーキ」を開発したと発表した。

既存の量産品は1つのモーター出力を1つのスピンドル機構を介し1つのピストンに伝達する構造になっていることが多いが、新開発の電動パーキングブレーキは、中・小型車の多くに適用されている2ピストンディスクブレーキをベースとしており、1つのモーター出力を2つのスピンドル機構を介し2つのピストンに伝達できる独自の構造で、「既存の量産品に対し200％以上」（曙ブレーキ工業）になっているという。

また、出力を得るために必要な電流値は14アンペアと乗用車用既存製品と同等になっているとともに、車両1台当たり3キロ以上の軽量化も可能にしている。