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センコーGHD、AI・ロボティクス活用強化へ体制整備

2018年2月27日 (火)

ロジスティクスセンコーグループホールディングスは、4月1日付でAI化、ロボティクスと2つのプロジェクトを設置し、最先端の物流への取り組み体制を整える。

AI化プロジェクトでは、自動配車システムへの活用など急速に進歩するAI技術を事業に活用し、少人化への対応や新商品の研究開発を推し進める。

ロボティクスプロジェクトは倉庫内作業のロボット化や事務作業の業務自動化などのロボット化を担い、労働者不足に対応する労働環境対策、生産性や品質の向上に向けた研究開発などに取り組む。

また、同日付でセンコーグループHDのIT・人事教育担当から人事に関する業務を新設する総務部へ移管し、IT・教育担当に名称を変更。新たに総務部を設け、センコーグループHD内の総務・人事や事業グループ間人事、グループ全体の農業関連の統括管理、潮見SIFビルのビル管理業務を担う。

このほか経営戦略室に設けていた外国人就労支援準備室に代わり、外国人就労支援室を設置、外国人就労の積極的支援を図る。中国事務所はセンコー国際物流事業本部へ業務を移管する。

中核事業子会社のセンコーから海運部が担っていた海運事業を切り離し、「センコー汽船」を設立。日本マリン、栄吉海運など海運事業系グループ会社との船舶持ち合いを進め、協力体制を強化して「業際市場」の開拓と販路拡大に取り組む。

さらにセンコー・リアルエステートとセンコー・ファシリティーズを合併し、新たに「センコー不動産」を設立。不動産取引・開発、建築コンサルティング、施設管理を一元的に提供する体制を整え、販路の拡大を図る。

センコーでは、住宅物流営業本部、ケミカル物流営業本部、ロジスティクス営業本部の全営業部を統括する「営業統括担当」を新設し、営業情報の集中化と素早く顧客に対応する体制づくりを進め、グループ全体で商圏拡大を図る。これに伴い、3PL事業担当は発展的に解消する。

また住宅物流営業本部が担っていたオーストラリア、ベトナムの海外事業を国際物流事業本部ASEANエリア事業担当へ移し、ASEANエリア事業の一元化を進めることで管理体制を強化。

ロジスティクス営業本部内の韓国事業推進室は国際物流事業本部に移管し、韓国エリア事業担当へ名称変更する。

東北では東北業務センターを設置し、東北エリア全域の商圏拡大に向けて地区の管理機能を強め、効率化を進める。東北業務センターは東北主管支店、仙台北支店、福島支店の3支店を管轄する。

九州では東九州主管支店から延岡地区の自動車運送事業を切り出し、東九州エリアの配車集中化を進めて九州の自動車事業を深掘りする「東九州車両支店」を設ける。

国際物流事業本部ではグローバル開拓担当を新設し、米国・欧州・中国・インドなどのグローバル情報を営業部門と共有、既存事業の拡大と新顧客獲得を図る。