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住友商事、米国で自動車アフターマーケット事業を強化

2012年5月1日 (火)

M&A住友商事は1日、米国住友商事(米国ニューヨーク州)の子会社「TBCコーポレーション」(同フロリダ州)が、マイダス社(イリノイ州)を米国時間4月30日に3億1000万ドル(250億円)で買収したと発表した。

 

車の保有期間の長期化に伴い、米国の自動車アフターサービスマーケットは修理やメンテナンスの需要が堅調に拡大していることから、TBCはマイダス買収で北米の店舗数を2700店に拡大、さらなる需要の取り込みを図る。

 

また、TBCのタイヤ販売のノウハウをマイダス事業に活用、消耗品やパーツの共同仕入れなどによるシナジーを実現することで、収益基盤の拡大を目指す。

 

TBCは交換用タイヤ販売、自動車修理・メンテナンス事業を手掛けており、米国に56か所の倉庫と、直営・フランチャイズを合わせて約1200店舗を展開。タイヤの年間販売本数は2500万本で、米国の交換用タイヤマーケットの10%を占め、独立系としては最大の販売本数となっている。住友商事と米国住友商事は、2005年に同社を買収、米国でタイヤ販売事業を拡大してきた。

 

マイダスはフランチャイズを中心に、米国、カナダの1500店舗を含めて14か国で2250店舗以上を展開している世界最大級の自動車修理・メンテナンス事業会社で、米国では消費者からのブランド認知度が90%を超えているという。