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UPS基金、日本国内3団体に800万円寄付

2018年3月26日 (月)

▲UPSジャパン本社で行われた寄付金贈呈セレモニー「荒川クリーンエイド・フォーラム」事務局長今村和志氏(写真右)

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環境・CSRUPSジャパンは23日、米UPSが運営するUPS基金が、環境保全活動を行うNPO法人「荒川クリーンエイド・フォーラム」(東京都江戸川区)に2万9000米ドル(307万円)、病気を患う子供のための宿泊施設を運営する認定NPO「ファミリーハウス」(千代田区)に2万2000米ドル(233万円)、「こどもとしょかん」を運営する一般社団法人「うみとやまのこどもとしょかん」(神奈川県逗子市)に2万5000米ドル(265万円)と、計7万6000米ドル(806万円)の寄付を行ったと発表した。

UPSでは、「荒川クリーンエイド・フォーラム」「ファミリーハウス」へは2011年から、「うみとやまのこどもとしょかん」には16年から、社員とその家族がボランティア活動に参加しており、合計活動時間は、1800時間以上にのぼる。

▲寄付金贈呈セレモニーにためにUPSジャパン本社を訪れた(写真左)「ファミリーハウス」事務局長・植田洋子氏、(中央左)理事長・江口八千代氏、(中央右)財務担当理事・加納裕久氏、(右)UPSジャパン代表取締役社長・梅野正人氏

UPSジャパンの梅野正人役社長は「地域社会への貢献はUPSの企業理念の一つだ。我々も地域の一員であり、地域と共に成長していきたいと考えいる。今回の寄付や社員によるボランティア活動により、より良い地域社会の実現へ貢献できることを嬉しく思う」と延べた。

荒川クリーンエイド・フォーラムは、主にに荒川河川敷のごみ問題や川の水質向上など自然環境の回復に取り組んでいるNPO法人。河川敷でのごみ拾い、拾ったごみや水質の調査といった活動を積極的に行っている。今回の寄付金は、環境保全に対する意識向上を図るための荒川流域の活動範囲拡大のための車両購入やスマートフォン用ウェブサイトの整備などに活用される。

同法人の今村和志事務局長は「1994年に活動を開始してから24年が過ぎ、当初に比べれば堆積するごみの量は減少傾向にある。今後も息の長い取り組みが必要であり、継続的なUPSの支援に大変感謝している」と話した。

ファミリーハウスは、東京で高度医療を受ける必要のある重い病を患う子供とそれを支える家族が休憩・宿泊可能な施設の運営とその家族のケアに取り組んでいる。今回の寄付金は、介護用ベッドの購入などに活用される。

▲UPSジャパン本社で「うみとやまのこどもとしょかん」に寄贈する児童図書の準備をするUPS社員

うみとやまのこどもとしょかんは、近くに図書館の無い地域の子供たちが、本を大切に扱うことを覚え、多くの書籍と触れ合う機会を与えるために自転車で行ける距離に開設している。現在は、神奈川県三浦郡葉山町で活動を行っており、今後、移動図書館の運営を開始するため今回の寄付金が活用される。

UPSでは、20年末までに世界で2000万時間のボランティア活動を実施するという目標を掲げており、現時点で目標の78%を達成している。昨年は、UPS社員が290万時間のボランティア活動を実施し、世界中のNPO・NGO団体に「8000万米ドル以上の経済効果をもたらした」(UPS)。