ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

セゾン情報、パルコの通販客向け宅配ボックス開始

2018年4月19日 (木)

ECセゾン情報システムズは19日、ショップスタッフが勧める商品を自宅にいながら購入できるパルコの通信販売サイト「カエルパルコ」の利用客向けに、ブロックチェーン技術を活用した宅配ボックスのテスト運用を23日から開始すると発表した。

今回のテスト運用は、グローリー(兵庫県姫路市)が製造する宅配ボックス「LEBシリーズ」を池袋パルコの店頭に設置し、カエルパルコを利用する消費者向けに行う。

▲テスト運用イメージ図(出所:セゾン情報システムズ)

商品が宅配ボックスに配送されると、注文者に鍵情報の記録されたQRコードがメールで送付され、注文者は送られたQRコードを利用して認証を実施、宅配ボックスを開錠する。

これにより「ECサイトを利用する一般消費者はいつでもどこでも商品が購入でき、安全・安心に24時間365日好きなところで受け取れる」(セゾン情報システムズ)というサービスを享受できる。

テスト運用ではロッカー管理システムで定評のあるグローリーの「GCAN」のデータを、GMOインターネットのPaaS型ブロックチェーンプラットフォーム「Z.comCloudブロックチェーン」に連携・記録する。

データ連携にはセゾン情報システムズのグループ企業、アプレッソが開発した仕組みを用い、ブロックチェーン上に予約情報や入出庫情報を書き込む。ブロックチェーンの特性上、記録は半永久的に証明・保証できるため、対面取引と同等の配送品質に近づけることが可能だ。

セゾン情報システムズでは、消費者向けテスト運用を皮切りに宅配ボックス事業で実績があるグローリーとの協業を進め、ECサイト利用者の利便性を高めていくとともに、再配達問題の解消に努める。また本人認証、トレーサビリティ、スマートコントラクト、セキュアで安定したデータ連携などの機能強化も進める。