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ドローン飛行許可手続き想定した天気予報スタート

2018年4月24日 (火)

話題E・C・R(大阪市中央区)は、26日からドローン向け天気予報システム「Dro天」(どろてん)で全国の天気予報を公開する。予測情報は気象工学研究所から提供を受け、同社が運営するウェブサイトで33日先まで無料公開する。

ドローンを飛行させる際、当日の天気は安全な飛行に欠かせない要素となるが、現行規制では航空局で飛行許可を取得するまでに2週間程度かかるにもかかわらず、気象庁が発表している週間予報では、1週間を超える先の天気を見込んで飛行予定日を決めることが難しかった。

そこで、同社は大阪商工会議所「ドローンビジネス研究会」の活動をきっかけに、気象工学研究所と協力し、気象庁が配信している「過去10年の実況データ」と「1か月先までの予報データ」の活用検討を依頼。

全国61地点を対象に、33日先まで毎日の飛行条件を10段階で総合判定して表示する予報システムを開発した。

表示画面はカレンダースタイルで、日ごとの総合判定が10段階で表示され、数字が小さいほど好条件であることを示す。数字の並びから条件の良い日を選びやすくしたのが特徴で、毎日の枠内には「雨」と「風」それぞれの過去と予報情報を独立させて表示。雨や風のどちらか一方を重視して日程を決められるようになる。

予報情報は毎週木曜日に更新し、パソコンやスマートフォンで情報を確認できる。利用するには専用サイトから事前登録する必要がある。