ロジスティクス東京都トラック協会の海上コンテナ専門部会は、東京港のコンテナターミナルごとに海上コンテナ輸送車両の待機時間を調査し、24日結果を公表した。調査によると、並び始めからゲートアウトまでの所要時間が2時間を超えるパターンが急増したことがわかった。期間中の対象コンテナ本数は9397本。
調査は2017年12月6日から27日まで、青海・大井・品川埠頭の3地区で合わせて12のコンテナターミナルの待機時間を輸出入の空コン・実入りに分けて調べたもので、調査結果によると、並び始めからゲートアウトまでの平均所要時間が2時間を超えるパターンが7パターンもあった。前回調査時(2017年5月8日-同月26日)は、2時間を超えるパターンがなかった。
1時間未満だったのは、12ターミナル48パターン(空コン、実入り各4パターン)のうち、14パターン(29.2%)だった。前回調査時(2017年5月8日-同月26日)は17パターン(35.4%)で、6.2ポイント悪化した。
また、前回調査時は2時間を超えるパターンがなかったが、今回は7パターンもあった。
2時間を超えたのは、山九・伊勢湾海運の青海A-1コンテナターミナルの空コン搬出、三井倉庫の青海A-3の実入りコン搬出、ダイトーコーポレーションの大井2号ターミナル実入り搬入・搬出と空コン搬入、東海運大井5号の実入りコン搬出、第一港運の品川ターミナル空コン搬入――の7パターン。