ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国内初、富士運輸が大型LNGトラック商用走行

2018年5月8日 (火)

ロジスティクス富士運輸(奈良市)は、1回の充てんで1500キロの走行が可能なイタリアIVECO社製の最新LNGトラック「ストラリス」を導入し、東京・大阪の幹線輸送に投入する。国内でLNGエンジンを搭載したトラックによる商業走行が行われるのは初めてで、同社の松岡弘晃社長が8日、東京都内で開かれたプレスカンファレンスで明らかにした。

ストラリスは今回の富士運輸による導入が日本初上陸。同社は荷主で日本郵便傘下の日本郵便輸送と共同で実証走行を行う。

▲ IVECO製トラックの導入を発表する富士運輸の松岡社長

国内では、いすゞ自動車も4月に1回の充てんで1000キロ以上を走行する大型LNGトラックの投入に向け、環境省の補助を受けながら佐川急便、トナミ運輸などと東京・大阪間で6月から実証実験を行うことを表明しており、環境性能に優れた「次世代トラックの主要な選択肢」としてLNGトラックの導入に向けた動きが加速しそうだ。

富士運輸の松岡社長は、軽油が高騰していた2012年に大型天然ガストラック10台を導入した当時を振り返り「環境性能に優れていることだけでなく、天然ガストラックを積極的に導入することで、ドライバーに『選ばれる運送会社』になるのではと考えた。いずれ国内でドライバー不足が深刻化するとみていた」と語った。

■関連記事
伊・IVECO社、LNGトラック日本初上陸
https://www.logi-today.com/315872