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クルーズがTRCに大型青果物流通拠点、保管能力6倍増

2018年5月9日 (水)
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拠点・施設京都市下京区に本社を構える物流会社のクルーズは9日、東京流通センター(東京都大田区)の物流ビルB棟で3区画4174平方メートル(1263坪)を借り受け、従来拠点の6倍となる保管能力を持つ大型青果物流拠点「大田LC」の稼働を開始した、と発表した。

クルーズは2002年に創業した物流会社で、主にトレードグループで取り引きされる1日800トンの野菜の配送と一時保管を担い、15年には「大田TC」(大田区)を設置。

グループ外との取引量が設立当時に比べて2.4倍に増える一方、トレードのブランド野菜事業やスプレッドの植物工場事業の展開など、グループ内の事業拡大に伴い取引量が増加するとみて、物流拠点の移転・拡張を計画した。

新拠点は保管面積を増床するとともに、摂氏1度のチルド庫、ドッグシェルター10台を新設。鮮度を保持した長期保管と、クルーズが強みとしているコールドチェーン物流への対応を強化する。

大田市場へアクセスしやすい立地に加え、短期間の保管料を無料とするなど戦略的な料金体系を軸に、利便性の向上を図る。また今後は国内で物流拠点の設置を拡大していく方針で、大田LCを東日本のハブ拠点として運用する考え。

■大田LCの概要
名称:クルーズ大田LC
所在地:東京都大田区平和島六丁目1番1号東京流通センター物流ビルB棟1F(W-1、W-2、W-3)
敷地面積:4174.94平方メートル(1263坪)
保管面積:チルド庫475.5平方メートル(2基)、冷蔵庫2093.28平方メートル(3基)、常温庫265.80平方メートル(1基)
建物仕様:梁高5.5メートル、高床式(プラットフォーム型)
保管能力:チルド庫90トン(1万3000ケース)、冷蔵庫345トン(4万8000ケース)、常温庫120トン(1万7000ケース)、総計555トン(7万8000ケース)
保管温度帯:チルド(1度)、冷蔵(5度)、常温(構内保管)
ドッグシェルター:10トン車用4台、4トン車用4台、2トン車用2台