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荷主三菱ふそうトラック・バス（MFTBC）は9日、マレーシアの現地販売代理店契約を現代理店であるメルセデス・ベンツ・マレーシア社に代えて、ハップセン・トラックス・ディストリビューション社を認定したと発表した。
FUSOブランドは25年以上前にマレーシアに参入し、2005年からはメルセデス・ベンツ・マレーシア社を現地販売代理店としてきた。現在の製品ラインアップは、日本からCKDとして出荷する、小型トラックと中型トラックにフォーカスしている。また、同社は同時にメルセデス・ベンツブランドの乗用車の販売・サービスを担ってきた。今回の現地販売代理店の交代は、「各事業部門が個々の顧客のニーズに注力するダイムラーの顧客第一戦略の一環」としている。
ハップセン・トラックス・ディストリビューション社はマレーシア証券取引所に上場している複合企業ハップセン・コンソリデーテッド傘下の商用車部門。ハップセン・コンソリデーテッド社は、プランテーション、不動産投資・開発、信用融資、肥料事業、建築資材、自動車の6つの中核事業を持つとともに、ダイムラー商用車の大口の顧客でもあり、現地の顧客ニーズに精通している。
また、ハップセン・トラックス・ディストリビューション社を統括するローランド・シュナイダー社長は、ダイムラーの商用車部門で28年間勤務した経歴があり、今後同社が商用車に特化し、顧客に幅広い商品を提供するとともにアフターサービス体制を強化していく。
調印式は4月25日にマレーシアのクアラルンプールで行なわれ、MFTBCからはダイムラー商用車部門で東南アジア事業を行なうダイムラー・コマーシャル・ビークルズ・東南アジア社のトーマス・ヒルゼ最高経営責任者、ハップセン・トラックス・ディストリビューション社からはシュナイダー社長が出席した。
