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ニューロスペース、IoT・AIでトラック運転手の睡眠改善

2018年5月21日 (月)

話題テクノロジーで睡眠課題を解決する「SleepTech」(スリープテック)事業を展開するニューロスペース(東京都墨田区)は18日、6月から施行される「睡眠不足による乗務員の交通事故防止対策強化」に対応した、IoTやAIを用いた睡眠改善サービスを開始すると発表した。

アンケート・睡眠計測デバイスによる簡易的な睡眠不足チェックサービスと、トラック・バス・タクシー業界に特化した睡眠研修会を実施する。

チェックサービスでは、毎日の運転乗車前に確認する回答時間1分程度の睡眠不足チェックアンケートに加えて、「睡眠不足は慢性的になると本人が感じにくくなる」として、定期的に潜在的睡眠不足をチェックできる20問のアンケートの2タイプを実施する。これにより、乗務当日の睡眠不足だけでなく、慢性的に蓄積された睡眠不足状態も可視化することができる。

また、同社はこれまで50社・1万人を超える企業などの「睡眠の悩みデータ」や生活習慣データを収集し、さまざま業界や職種での最適な睡眠ソリューションを研修会やスマートフォンアプリで提供しており、トラック・バス・タクシー運転者に多く見られる睡眠の悩み傾向や睡眠不足の原因となってしまう生活習慣などを分析し、ソリューションをカスタマイズした睡眠改善研修会を提供する。

国土交通省は、居眠り運転に起因する事故防止や運転者の睡眠時間を確保し運輸・物流業界で働き方改革を推進することを目的に、6月から事業者に睡眠不足の運転手を乗務させることを禁止している。また乗務前に運転手の健康状態を確認する点呼で睡眠不足の確認や報告、記録を義務化している。