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バス・タクシー業者に貨客混載許可、全国初

2018年6月8日 (金)

話題近畿運輸局は8日、貨物運送の許可を取得していないバス・タクシー事業者が貨客混載をするための新規許可を、全国で初めて行ったと発表した。

7日付けで、乗合バス事業者の平成コミュニティバス(埼玉県富士見市)と、タクシー事業者の山城ヤサカ交通(京都府京田辺市)に許可した。全国初の事例で、今後2社はバス、タクシーを使用して貨物運送を行うことが可能になる。

平成コミュニティバスは2012年に設立し、東京-大阪間の高速バス事業と大阪での貸切バス事業を行っている。大型バス13台と小型バス2台を保有している。

山城ヤサカ交通は1975年に設立。中型タクシー139台、ジャンボタクシー1台を保有し、宇治市、木津川市、京田辺市、城陽市、八幡市、久御山町、笠置町、精華町、南山城村、和束町、井手町、宇治田原町などでタクシー事業を手がけている。

国交省では、貨物運送ドライバーや、過疎地域での人流・物流サービスの持続可能性を確保するため、一定の条件のもとで、旅客運送・貨物運送の事業の「かけもち」を行うことができるよう、昨年8月に制度を改正、同年9月に施行している。