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ESR、名古屋市南部に3.7万m2の新物流施設

2018年6月25日 (月)
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拠点・施設ESR(東京都港区)は22日、名古屋市で2件目の物流施設として、緑区大高町の1万7000平方メートル(5100坪)の土地に、4階建て・延べ床面積3万7400平方メートル(1万1300坪)のマルチテナント型倉庫「ESR名古屋大高ディストリビューションセンター」を開発すると発表した。総投資額は58億円で、2019年9月の竣工を目指す。

同社が開発する倉庫は名古屋市内で「レッドウッド名古屋南DC」に続く2件目のプロジェクトで、愛知県内では「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」を含め3件目。新拠点は名古屋中心部へ14キロ、名古屋港へ10キロ、中部国際空港へ30キロと都心配送、海上・航空輸送拠点を利用しやすい立地が特徴。

名古屋第二環状道路、伊勢湾自動車道、名古屋高速3号大高線と3つの高速道路に直接接続する名古屋南まで0.8キロ、製造拠点が集積する豊田市にも近く、自動車・製造業からの物流需要を見込みやすい。名古屋港からの貨物や名古屋都市圏の日常品供給網の物流拠点として適している。

また、JR東海道線南大高駅へは0.9メートル(徒歩10分)と徒歩圏内にあることから、名古屋市や周辺都市からの労働力確保が容易になる。

建物は4階建て・マルチテナント型で1階にトラックバースを備え、スピーディーな仕分・発送が可能な物流運営の効率性を重視した建築仕様。最大5テナントに区画を分割できるようにする。24時間稼働に対応する。

CASBEE(環境総合評価システム)Aランクを取得する方針で倉庫・事務所・共用部すべてにLED照明を導入、太陽光発電システム、緑化計画など、再生可能エネルギーを積極的に活用し、環境負荷の低減に配慮する。また非常用自家発電機を備え、非常時の事業継続性も確保する。

■ESR名古屋大高ディストリビューションセンターの設計概要
所在地:名古屋市緑区大高町字坊主山1番12ほか
敷地面積:1万7000平方メートル(5100坪)
延床面積:3万7400平方メートル(1万1300坪)
着工:2018年9月
竣工:2019年9月
構造:地上4階建/S造
用途地域:工業専用地域