ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

求荷求車のMOVO、システム改善で運賃値下げ

2018年6月27日 (水)

サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は27日、同社が運営する配送サービス「MOVO」(ムーボ)の運賃を6月から引き下げたと発表した。

人手不足を受けた人件費や傭車費の上昇で物流コストの上昇が企業の課題となる中、同社は独自開発のアルゴリズムを改良し、「BtoBの物流需給のマッチングをオンラインでより効率的に行う」ことで、逆に運賃値下げにつなげることができたという。

MOVOでは、これまでも継続してきたシステム改善によって業務効率を高め、独自開発したというアルゴリズムを活用してサービスの提供コストを抑え、運賃の値下げに踏み切った。

特に2-4トン車のマッチングに強みを持つ同サービスは、電話やFAXによる配送依頼が一般的だった企業間運送取引に対し、クラウドサービスを活用して荷主と運送会社のマッチングすることで運送会社の人的コストや企業の物流コスト低減を狙ったツールとして、2016年11月に公開された。

ウェブサイト上で荷物情報や集荷先・配送先の住所、車種などを入力することで、希望条件に沿った運送会社を決め、随時更新される手配・配送の進捗状況をウェブ上で確認できるため、荷主や運送会社は手配から配送完了までに行われていた電話・FAXによる確認作業から解放される。

配送料金はMOVO独自の車種・距離料金制に基づいて算出される「MOVO料金」と、荷主が希望の配送料金を入力し、運送会社によるオークション制で決定される「入札料金」の2つから選ぶことが可能で、荷物の量や配送時期によって自社のニーズに適した料金を適用できる。

現在の集荷対応地域は関東1都6県、関西2府5県、東海4県で、配送先は全国。今後は対象の集荷地域を段階的に拡大していく方針。

■配送サービス「MOVO」の詳細
https://delivery.movo.co.jp/