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東芝テック、検品時間を20分の1に短縮する新製品

2018年6月29日 (金)
空白

サービス・商品東芝テックは6月29日、コンベア上に梱包したRFIDタグ付きの商品を置くことで自動搬送と検品が可能な新製品「自動搬送型RFIDトンネル式ゲート」を開発し、9月から物流センターなどに向けて販売を開始する、と発表した。

電波漏れやタグの重なりなどで読取精度が低下するというRFIDタグの課題に対し、導入を進めていたオンワード樫山の協力を得て独自のアンテナ技術、電波の乱反射技術、遮断技術などを開発。オンワード樫山は3月から習志野オペレーションセンターなど3拠点で導入に至った。

▲ディスプレイイメージ

従来の検品作業では、商品の梱包を開封し、商品のバーコードタグを一つずつ読み取るための時間がかかっていたが、自動搬送型RFIDトンネル式ゲートは封を開けずにRFIDタグを一括で瞬時に読み取るため、作業時間は20分の1(東芝テック調べ)に短縮できたという。

作業担当者にとっては、梱包状態の商品の開閉する作業時間の短縮、付帯作業の効率化、誤検品の防止といった効果を見込める。導入企業は作業担当者の付帯作業軽減、検品作業時間の短縮で生産性を高め、物流効率の向上を図ることができるほか、RFIDによる絶対単品管理により、誤検品の防止、早期発見が可能になる。