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住金物産、メキシコに鋼板加工センター、部品需要に対応

2012年5月16日 (水)

M&A住金物産は16日、米国の鋼板加工センター「ケンタッキー・スチール・センター」(KSC)を通じ、自動車を中心とするメキシコの部品需要に対応するため、同国アグアスカリエンテス州に「アグアスカリエンテス・スチール・コイルセンター」(ASC)を設立し、プレス成形品事業を開始すると発表した。

 

メキシコは、日系など自動車メーカー、部品メーカーの進出が相次いでおり、プレス成形品需要の増加、現地調達化の進展に対応し、住金物産グループとして顧客密着型営業を推進するもの。

 

ASCは、5万1000平方メートルの土地を確保し、建屋を建設した上で2013年夏の稼動を目指し、ブランキングプレス設備の設置を行う。

 

将来的には、プレス成形設備の設置も視野に入れており、より加工度の高い分野への進出を図り、需要家の要望に沿った製品のジャスト・イン・タイムでの納入体制を構築していく。当初の投資額は6億円程度を見込む。

 

住金物産グループは、メキシコでことし1月に自動車用ヘッドレスト部品の製造会社を買収したほか、2月には北川鉄工所と合弁で自動車部品事業を立ち上げており、ASCは、同国での3か所目の事業会社となる。

 

また、プレス成形品事業は、KSCのテネシー工場にタンデムプレスラインを設置し生産を開始したほか、インドで「スミキンブッサン・スチール・サービスセンター・インディア」を設立し、12月には生産を開始する。