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ルノー・日産・三菱自3社、豪州共同倉庫が稼働開始

2018年7月9日 (月)
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拠点・施設アライアンスを組むルノー・日産自動車・三菱自動車の3社は9日、オーストラリアのメルボルン郊外に開設した自動車部品とアクセサリー用の共同物流倉庫「アライアンス・ナショナル・ディストリビューション・センター」が稼働を開始した、と発表した。

3社のアライアンスは2017年度に1060万台の車両を販売したが、共同で利用する部品・アクセサリー倉庫は初めて。センターは、受注処理プロセスの生産性と正確性を最大化するよう設計されており、豪州全土の販売ネットワーク向けに提供する物流サービスの品質向上を目指し、ルノー、ニッサン、三菱自動車、インフィニティブランドの自動車部品・アクセサリーの収納・配送を行う。

センターの運営はCEVA(シーバ)ロジスティクスが担当。同社が運営する「南半球最大の物流サイト」内で床面積3万7000平方メートル以上を確保した。場所はメルボルン市から西に30分ほどのトゥルーガニーナ市で、メルボルンの港湾コンテナターミナルと空港の中間に位置し、州間高速道路にも接続しやすい。

24時間稼働のセンターには9万点以上の部品を収納する計画で、航空貨物・陸送貨物だけでなく、1日につき海上コンテナ11本分を取り扱うことができる。部品入荷は一日2500点まで対応し、トラック運送8社が豪州全土の販売店舗に向けて8500点の部品を出荷する能力を持つ。庫内スペースには10万点以上の部品を収納、液体物を収納する677平方メートルのスペースは、パレット700台分を設けた。

太陽光発電システム、日照・人感センサーつきの高天井用LED照明、雨水利用システムなどを利用し、豪州グリーン・ビルディング・カウンシルから持続可能な建築設計として最高レベルの「6つ星」認定を受けた。