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豪州日通の新拠点稼働、自動車関連の取り込み狙い

2020年7月10日 (金)

国際日本通運は10日、豪州現地法人のオーストラリア日通がメルボルン(ビクトリア州)の拠点を移転・拡充し、7月1日から営業を開始したと発表した。

新拠点「メルボルンロジスティクスセンター」は、これまで2か所に分かれていた倉庫拠点を統合して開設したもので、倉庫・事務所合わせて従来拠点の1.5倍の広さを確保。同国主要都市のメルボルン市内に近く、航空輸送ではメルボルン国際空港から20分、海上輸送もメルボルン港から15分と、物流拠点に適した立地が特徴。

新拠点の取扱サービスは航空・海運輸出入フォワーディング、国内トラック輸送、通関、倉庫、引っ越し――と幅広く、今後は自動車アフターパーツや電気デバイスに関連した貨物をターゲットに定め、ロジスティクス機能の強化を図りながら荷主ニーズに合わせた輸送サービスを提供する。

▲倉庫内の様子(出所:日本通運)

同国南東部に位置するビクトリア州は製造業やIT・ソフトウェア産業に強みがあり、医薬品・バイオテクノロジーといったライフサイエンス分野でも同国産業をけん引している。州都のメルボルン周辺は大手日系自動車メーカーが拠点を構え、関連サプライヤーも数多く集積している。

■新拠点の概要
倉庫面積:1万8200平方メートル
事務所:800平方メートル