ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

輸送に悩む地方の希少野菜、貨客混載で丸の内へ

2018年7月27日 (金)

話題全国農業協同組合中央会(JA全中)、農林中央金庫、三菱地所、大丸有環境共生型まちづくり推進協会(通称エコッツェリア協会)の4社・団体は27日、旅客用高速バスを利用した貨客混載制度を活用し、「生産量が少なく配送手段の確保が困難で県外へ出荷できていなかった希少野菜」などを東京・丸の内エリアに定期配送する取り組みを8月2日から開始すると発表した。

丸の内の「食の感度」が高い都市生活者をターゲットに、希少野菜や伝統野菜、朝採れ野菜などの特色ある農産物を定期搬送することで、各地の農産物の継続的な消費・購買につなげる狙い。

複数のバス会社と連携し、地方部から東京への旅客用高速バスのトランクスベースに地方の新鮮な農産物を積み込み、東京都市部で乗客を降車させた後、丸の内エリアに納品する。

「大丸有フードイノベーション」の一環として実施し、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)に納品される農産物を4300事業所、28万人の就業者を抱える同エリアの飲食店や企業の社員食堂、イベントなどに販売し、消費してもらう。1便あたりの輸送量は最大350キロ未満で、日によって搬入便数は異なる。