日本GLP、神戸に延べ3.2万m2物流施設開発

拠点・施設日本GLPは30日、神戸市東灘区で延床面積3万2000平方メートルのマルチテナント型物流施設「GLP六甲III」を開発すると発表した。総開発コストは60億円で9月に着工、2019年9月の竣工を目指す。

GLP六甲IIIは、阪神間湾岸部の六甲アイランドで、兵庫県CGハザードマップで災害の際、浸水しない想定の立地に建設予定で、日本の5大港である神戸港に隣接、大阪と神戸へのアクセスが可能な阪神高速道路5号湾岸線六甲アイランド北インターチェンジ（IC）から2.7キロに位置。

阪神高速道路湾岸線の西伸部（六甲アイランド北-駒栄）の整備が決定しており、今後さらなる利便性の向上が見込めるエリアとなっている。加えて六甲ライナーマリンパーク駅から徒歩圏内で、沿線に複数の住宅地があることから雇用を確保しやすい。

建物は地上4階建てで、最大3社が入居可能となっており、3分割した1階部分と併せてそれぞれ2-4階部分をワンフロアずつ利用することで2層使いを可能とする。また汎用性の高い施設設計により、入居企業の細かなニーズにも対応する。特に1階は内柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造としたハイブリッド工法を採用し、ブレースがなく、機能性向上と自由度の高いプランニングを可能にする。大型シーリングファン「ビッグアスファン」の設置など、作業員の労働環境に配慮する。

■施設概要
施設名：GLP六甲III
所在地：兵庫県神戸市東灘区
敷地面積：1万6000平方メートル
延床面積：3万2000平方メートル
構造：耐震・鉄骨造
着工：2018年9月（予定）
竣工：2019年9月（予定）