産業・一般komham(札幌市厚別区)は15日、日本で培った微生物技術を基盤に、東南アジアで資源循環事業を本格展開すると発表した。
同社は東京都の「グローバルサウスGX実証補助金」採択事業として、タイおよびシンガポールで技術実証を実施。独自の微生物群「コムハム」が、東南アジア特有の高温多湿な環境や現地の生ごみ組成においても安定した生ごみ分解性能を発揮することを確認した。実証には東南アジア最大級のコングロマリット、タイ王室系企業、日系大手電機メーカーが参画した。
また、技術検証に加え、現地での運用体制や輸出入・物流面の検証、輸出入・物流体制など事業基盤の整備も進め、東南アジアでの事業化に向けた基盤を整備している。
今後は、微生物群「コムハム」、自律駆動型生ごみ処理機「スマートコンポスト」、微生物診断・処方サービス「MICROBOOST」を組み合わせた資源循環ソリューションの社会実装を進める。タイで確立した事業モデルを東南アジア各国へ展開するほか、微生物・処理機・微生物診断を一体化した資源循環プラットフォームを構築し、各国・地域の気候や廃棄物特性に応じた資源循環モデルを提供することで、新たなスタンダードの確立を目指す。
さらに、東南アジアで培った知見を活用し、中東をはじめとする海外市場への展開も視野に入れる。
同社は現在、タイを中心とした東南アジアでの事業展開を推進する販売・事業開発パートナーの募集を開始。販売代理店、商社、廃棄物処理事業者、食品関連事業者、環境・資源循環分野の企業などとの連携を進め、地域ごとの資源循環モデルの構築や事業開発を推進していく方針だ。

▲実証先の工場敷地内に設置された「スマートコンポスト」(出所:komham)
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