ロジスティクスYE DIGITAL(北九州市小倉北区)は16日、NVIDIAとフィジカルAI分野で協業し、物流センターや工場内の搬送工程を対象としたデジタルツイン基盤の構築に取り組むと発表した。
倉庫自動化システム(WES)「MMLogiStation」とNVIDIAの「Omniverse libraries」を連携させ、物流・搬送工程の高度化を進める。
MMLogiStationは、自動倉庫、AGV、AMR、コンベヤ、ロボットなど、多様な自動化設備との連携実績を持つWES。今回の協業では、個別の設備や装置だけでなく、複数の設備が連動して動く空間全体をOmniverse librariesと連携させ、現実に即した高精度なデジタルツインを構築する。
デジタルツインを活用し、自動化設備の配置や制御の最適化、導入前シミュレーションによる手戻りの防止、実運用データを用いた継続的な改善につなげる。WESによる現場実行データと、Omniverseの3DシミュレーションやAI技術を組み合わせ、工場全体の物流フロー最適化を一貫して支援する基盤の構築を進める。
YEデジタルは、連携によって、従来は数年程度を要する場合もあった大規模な仮想環境の構築期間を数か月単位に短縮できると期待している。3Dワークフローの標準規格「OpenUSD」を基盤とした業界標準への対応や、マテハンメーカー、ロボットベンダー、システムインテグレーターとの連携強化も図る。
両社は2025年11月から連携に向けた協議を進めてきた。すでに国内工場の搬送工程を対象としたデジタルツイン実証を開始しており、フィジカルAIによる搬送工程最適化の実用性と効果を検証する。
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