サービス・商品FACTORY X(愛知県岡崎市)は15日、矢崎総業グループで「在庫戦略モデル」の本格導入プロジェクトが決定したと発表した。2年間にわたる実証実験と導入準備を経て、2026年から本格導入・運用を開始する。取り組みは、矢崎総業が静岡県裾野市に新設したイノベーション施設「Innovation Hub-REN(錬)」で展示する。
矢崎総業グループは、新型コロナウイルス感染拡大を契機に、部品の安定供給を優先して在庫を積み増してきた。一方で、在庫の見える化が進んだものの、「何を、どれだけ持つことが適正なのか」を判断する基準づくりが課題となっていたことから、FACTORY Xと連携し、鹿児島部品を中心に実証実験と導入準備を進めてきた。

(出所:FACTORY X)
実証では、在庫戦略モデルにより適正在庫を算出し、さまざまな条件でシミュレーションを実施した。その結果、これまで経験や勘に依存していた在庫判断を論理的な根拠に基づいて説明できることを確認したという。本社と工場が同じ基準で在庫を評価・判断できる環境づくりも進めており、製造業における新たな意思決定の仕組みとして活用を目指す。
あわせてFACTORY Xは、在庫戦略モデルを搭載した新製品「ISData Platform」を初公開する。同製品は、適正在庫の算出やシミュレーション、データの一元管理、AI検索などの機能を備え、業種や企業規模を問わず在庫管理を支援する。一般向けデモは2026年秋ごろの公開を予定している。
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