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YKK APが工場移転、耐震構造「基準値満たさず」

2018年8月8日 (水)

拠点・施設アルミ建材メーカーのYKK AP(東京都千代田区)は8日、福岡県粕屋町の福岡工場の機能を、12月末までに熊本県八代市の九州製造所に移管すると発表した。

福岡工場は1967年に操業を開始し、主に窓に使用する複層ガラスの製造やアルミ製窓の組み立て製造を行っている。九州エリア最大の消費地である福岡市に隣接し、物流拠点としても優れた立地にある。

一方、工場建物の耐震構造が「基準値を満たしていない」として、今回従業員の安全と九州エリアの拠点再構築のため、機能を移管することとした。

なお、同工場に勤務する社員は移管先の九州製造所への異動を予定している。また、設備移設後の跡地は、「工場建屋を解体のうえ、自社内での活用を検討中」としている。今回の機能移管により、YKK APの国内製造拠点数は24か所となる。

■福岡工場の概要
所在地: 福岡県粕屋町大字上大隈字部木原758
操業開始:1967年5月
敷地面積:2万780平方メートル
従業員数:46人
生産品目:建築用複層ガラス、窓組み立て