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近鉄エクス1Q、東ア・オセアニア部門好調な伸び

2018年8月9日 (木)

財務・人事近鉄エクスプレスが9日発表した2019年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、東アジア・オセアニアセグメントを中心に好調な伸びを示し、営業利益が52.9%増加した。

東アジア・オセアニアセグメントは、航空貨物の輸出がエレクトロニクス関連品を中心とした順調な荷動きにより、取扱重量が6.8%増、輸入は設備関連の増加により2.8%増加した。海上貨物は、輸出では自動車関連品やエレクトロニクス関連品で取り扱いが拡大して24.4%増、輸入では設備関連やエレクトロニクス関連品の順調な荷動きにより12.7%増加した。ロジスティクスでは、中国、韓国、台湾で取り扱いが増加した。

これらの結果、同セグメントの売上高は260億4600万円(19.7%増)、セグメント利益は16億5000万円(35.6%増)となった。

日本セグメントは、航空貨物の輸出では自動車関連品や半導体関連品の順調な荷動きにより15.1%増、輸入ではエレクトロニクス関連品を中心に取り扱いが増加して3.7%増。海上貨物は、輸出では機械関連品や化成品、紙類を中心に出荷が増加し、取扱容積で11.9%増、輸入ではエレクトロニクス関連品や自動車関連品が順調に推移し7%増となった。ロジスティクスでは、ヘルスケア関連品やエレクトロニクス関連品で取り扱いが増加した。

国内関係会社を含めた日本全体の売上高は359億1700万円(22.4%増)と大幅に伸びたが、直接原価率が上昇したことが影響し、セグメント利益は11億3700万円(9.3%増)にとどまった。

APLロジスティクスセグメントは、自動車関連の物流サービスが主要顧客との取引量の増加やインドでの鉄道輸送の取り扱い拡大により順調に推移し、リテール関連も総じて堅調に推移した。消費財・インダストリアル関連の物流サービスは前年同期を上回る取り扱いを確保した。

APLロジ全体の売上高は462億7000万円(0.5%増)となり、営業損益は営業総利益率の改善に努めたことにより12億5200万円(2.2倍増)の営業利益を確保したが、継続してAPLL買収ののれんなどの償却を当セグメントに含めているため、セグメント損益としては2億5500万円の営業損失(前年同期は営業損失9億8800万円)となった。

■2019年3月期第1四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
144,16112.8%
営業利益
4,47052.9%3.1%
経常利益
5,401101.8%3.7%
純利益
2,421-1.7%