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常石造船、初建造の7.7万トン型タンカー進水

2018年8月13日 (月)

荷主常石造船(広島県福山市)は13日、初建造となる載貨重量7万7000トン型(LRI型)プロダクトタンカーの1番船を、同社グループの常石集団(舟山)造船(中国浙江省)で10日に進水した、と発表した。

LRI型プロダクトタンカーは、一般的なLRI型に比べ、大容量のカーゴタンクを持ち、輸送効率を向上。幅広船型により、5万トン相当型(MR型)と同等レベルの喫水、エア・ドラフトを実現し、喫水制限が厳しい港への入港も可能にしている。

また、同社独自の省エネ技術や、抵抗が少なく推進効率を向上させた形状の船体や居住区の採用などにより、高い省エネ性能を発揮するともに低燃費を実現し、環境性能と経済性能を高めた。

■プロダクトタンカーの概要
主要寸法:全長228メートル×船幅38メートル×深さ19.3メートル
満載喫水:13.3メートル
載貨重量トン:7万7000メトリックトン
総トン数:4万6100トン
貨物艙容量:9万2000立方メートル
航海速力:14.5ノット
建造工場:常石集団(舟山)造船