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伊藤忠、中国のEVトラックレンタル会社などに出資

2018年8月29日 (水)

荷主伊藤忠商事は29日、中国の電気トラック(EVトラック)のレンタル会社や電気自動車メーカーに出資し、同国で次世代モビリティビジネスに参入すると発表した。

急速にEVの普及が進む中国で、新興EVメーカーの「智車優行科技(上海)」(奇点汽車、上海市)と、EV商用車のレンタル・メンテナンスサービスを手がける「地上鉄租車(深セン)」(地上鉄、深セン市)の第三者割当増資を引き受けた。

地上鉄は1万5000台ものEV商用車を管理する中国EV商用車レンタルの最大手で、車両運行管理、充電インフラの整備も手がけ、EVトラックを使った物流オペレーションのノウハウを蓄積している。

伊藤忠は地上鉄と協働してEV商用車のレンタル事業の拡大を図るとともに、EVによる物流ソリューションを提案。将来的には、EV商用車レンタル・メンテナンスサービスの海外展開も視野に入れる。

奇点汽車は需要の大きいSUV部門のEV車両を開発し、2018年末の市場導入を目指している。伊藤忠は自動車販売ビジネスのノウハウによって奇点汽車を支援するともに、奇点汽車のデータ活用サービス、EVアフターサービスのノウハウを取り入れて次世代モビリティビジネスの構築を進める。