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国交省調べ

17年度宅配便42億個、5.8%増加

2018年9月7日 (金)

調査・データ国土交通省が7日公表した宅配便取扱実績によると、2017年度はトラック・航空便利用合わせて42億5100万個となり、前年同期から5.8%増加した。

この統計では16年10月から日本郵便が取り扱う「ゆうパケット」を宅配便取扱個数に含めて集計しており、ゆうパケットを除いた16年度の個数は39億5100万個(1.1%増)。このうち、宅配便(トラック)の取扱個数は39億1200万個(1.2%増)となる。

(出所:国土交通省)

トラックによる宅配便のブランド別個数は、トップの宅急便(ヤマト運輸)が18億6756万3000個から1.7%減り18億3668万2000個となった。シェアも前年度の46.9%から3.3ポイント低下して43.6となっている。

2位の飛脚宅配便(佐川急便)は12億6222万5000個で3.6%増、シェアは0.6P落とし、30%となった。佐川急便は決算期の変更があったため、17年度は17年3月21日から18年3月31日(376日分)で集計しており、従前の決算期どおり(365日分)では0.5%増にとどまった。

3位のゆうパック(日本郵便)は8億7588万3000個で38.5%伸びた。シェアも15.9%から20.8へと4.9P上昇した。なお、日本郵便は、航空等利用運送事業の宅配便も含めトラック運送として集計している。

4位はカンガルー便(西濃運輸ほか19社)の1億2860万4000個で前年度から0.7%減少し、シェアも0.2P落として3.1%、5位はフクツー宅配便(福山通運ほか21社)の1億268万5000個で16%減、シェアは0.7Pマイナスの2.4%となった。そのほか7位以下(16便)の合計は556万6000個(28.1%減)で、21便の合計は42億1164万5000個(5.9%増)となった。

メール便はトップがゆうメール(日本郵便)の36億3742万5000冊(2.1%増)でシェアも1.5P増えて68.9%となった。2位以下はクロネコDM便(ヤマト運輸)の14億6495万5000冊(5%減、シェア27.8%)、ポストウェイメール便(ポストウェイ)9441万5000冊(0.5%減、1.8%)、中越メール便(中越運送)4216万7000冊(7.4%減、0.8%)、飛脚メール便(佐川急便)3444万2000冊(15.8%減、0.7%)、フクツーメール便(福山通運)130万4000冊(8.7%減、0.02%)、カンガルーメール便(西濃運輸)106万5000冊(30.8%減、0.02%)――と続いている。