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宅配便個数が初めて年40億個突破、国交省調べ

2017年7月28日 (金)

(単位:百万個)

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ロジスティクス国土交通省が28日公表した宅配便取扱実績によると、2016年度は15年度より2億7400万個(7.3%)増え、トラック・航空便利用合わせて40億1900万個となり、初めて40億個の大台を突破した。

この統計では16年10月から日本郵便が取り扱う「ゆうパケット」を宅配便取扱個数に含めて集計しており、ゆうパケットを除いた16年度の個数は39億791万個。このうち、宅配便(トラック)の取扱個数は38億6709万個となる。

トラックによる宅配便のブランド別個数は、宅急便(ヤマト運輸)が17億3126万3000個から7.9%増えて18億6756万3000個となり、シェアも前年度の48.3%から1.6ポイント拡大して46.9と、首位のポジションを固めた。

2位の飛脚宅配便(佐川急便)は12億1821万5000個で1.7%増、シェアは0.9P落とし、30.6%となった。3位のゆうパック(日本郵便)は6億3242万1000個で、前年度からの伸び率は上位2社を大きく上回る23.3%。シェアは13.5%から15.9%へと2.4P上昇した。

4位はカンガルー便(西濃運輸ほか19社)の1億2955万8000個で前年度から2.9%減少し、シェアも0.1P落として3.3%、5位はフクツー宅配便(福山通運ほか21社)の1億2229万5000個で1.5%増、シェアは0.1Pマイナスの3.1%となった。7位以下(対象21便)の合計は802万7000個で、21便の合計は37億446万8000個。

メール便はトップがゆうメール(日本郵便)の35億6285万1000冊(0.7%増)でシェアは67.4%と群を抜く。2位以下はクロネコDM便(ヤマト運輸)の15億4216万6000冊(0.4%増、シェア29.2%)、ポストウェイメール便(ポストウェイ)9490万4000冊(6.8%増、1.8%)、中越メール便(中越運送)4555万5000冊(7%減、0.9%)、飛脚メール便(佐川急便)4088万9000冊(12.4%減、0.8%)、カンガルーメール便(西濃運輸)153万9000冊(4.2%減、0.03%)、フクツーメール便(福山通運)142万9000冊(6.2%減、0.03%)――と続いている。

メール便市場では、取り扱いを増やしているところも伸びが小さく、飛脚メール便を扱う佐川急便は12.4%も取り扱いを減らしており、3位につけているポストウェイが前年度比6.8%と順調に増やしているのが目立つ。