プロロジス、物流施設にバース予約･管理システム導入

拠点・施設プロロジスは10日、安川情報システム、日本ユニシスと共同で、トラックバースの予約からバース管理までを一連で提供するサービスを開始すると発表した。

このサービスにより、物流施設入居企業のトラックの待機時間の改善や倉庫内業務の効率化を支援する。今後、プロロジスの開発するすべてのマルチテナント型施設で導入し、3社は同様の課題を抱えるほかの物流施設ユーザーにも同サービスを積極的に展開していく。

プロロジスと安川情報システムは、超省電力無線カメラの技術を用いてトラックバースの入出庫車両情報をリアルタイム把握・管理を可能にした「スマートバースシステム」を開発し、ことし稼働を開始した「プロロジスパーク市川3」で導入を開始した。

日本ユニシスは、スマートフォンでのトラック到着時刻の遠隔予約から、自動受付やトラック呼び出し機能までの一連の流れをシステム化しSaaS型で提供するサービス「SmartTransport」（スマートトランスポート）を2月から提供している。

今回、両製品の機能を連携させることにより、トラックの配車・予約、待機状況の表示とバースの予約、トラックの呼び出し、バースの監視と管理、そしてトラックの出庫確認までをシームレスにサポートできるシステムが完成し、物流施設の課題の一つであった入出荷配送の効率化を実現できるようになった。

今後、安川情報システムと日本ユニシスは、プロロジスが開発、所有する以外の物流施設にも積極的に展開しいく。