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船主協会、都内小学校教員に海運見学会

2018年9月12日 (水)
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ロジスティクス日本船主協会は11日、栗林商船の協力のもと、1日に東京都有明埠頭で都内の小学校教員11人を対象に、RORO船とロール紙倉庫見学会を実施したと発表した。

当日は、RORO船「神瑞丸」に乗船し、貨物艙で本船の主要貨物であるロール紙がトラックに積み込まれていく様子やシャーシなどを見学した後に、操舵室にてレーダーなどの機器や海図の説明を受けた。その後、「同社が開発したRORO船の誕生秘話」「災害時における内航船の活躍」「外航船から内航船に積みかえられ二次輸送を担っている」といった説明があり、参加者からは「なぜ小さい船に積み替える必要があるのか」「船が遅れる主な原因は」など多くの質問があがり、活発な意見交換が行われた。

本船見学後は、5階建ての巨大なロール紙倉庫を見学し、「高く積み上げられている大量のロール紙は教科書や雑誌など身近な製品のもとになること」「これらは1か月で入れ替わること」などの説明があった。また、特殊な形をしたフォークリフトを用いていること、倉庫内では湿度や油分には十分な配慮が必要など荷役や保管の工夫についても知ることができた。

同見学会を通じて参加者からは「船が国内輸送の4割を支えてるとは知っていたが、何故かということが理解できた」「日常使う製品でも船が大きく関係していることが実感できた」「災害時には車を運んでいたことは知らなかった」などのコメントが寄せられた。