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海上保安庁、関空連絡橋のタンカー事故受け指導要請

2018年9月18日 (火)

事件・事故海上保安庁は14日、台風21号の影響で関西国際空港連絡橋へタンカーが衝突した事故を受け、荒天時の錨泊について「強力に指導する」こととし、併せて、船社・代理店など関係団体に今回事故を周知するとともに、荒天避泊の指導を要請した、と発表した。

具体的には、第五管区海上保安本部で、同空港周辺海域の同種事故の再発を防ぐ観点から、荒天を避けるために大阪湾で錨泊する場合、連絡橋などとの衝突を十分回避できる海域で錨泊するよう「強力に指導」するとともに、走錨監視を厳重に行うこととした。また、船社・代理店といった関係団体に対し、連絡橋などとの衝突を十分に回避できる海域に錨泊するよう、今回の事故について幅広く周知するとともに、関係船舶が荒天を避ける場合の錨泊場所について指導するよう要請した。

今後、事故の調査結果や関係者の意見を踏まえ、より詳細な運用を決めていくこととしている。

台風21号による災害では、4日に関西国際空港周辺海域に荒天避泊をしていたタンカーが走錨し、同空港連絡橋に衝突したことで、船舶の航行の安全が阻害されるとともに、空港へのアクセスが制限されるなど、人流・物流などに甚大な影響が発生した。