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国交省、走錨船の衝突想定し橋梁に防衝設備

2020年6月2日 (火)

行政・団体国土交通省は1日、港湾施設の基準の細目を定める告示を一部改正し、臨港交通施設にあたる橋梁を建設・改良する際に、必要に応じて橋げたの損傷を防止する防衝設備を設置する内容を追加した、と発表した。

▲貨物船衝突事故で損傷した南本牧はま道路

この告示改正は、昨年9月に発生した台風15号の暴風により、錨泊していた貨物船が流され、横浜港南本牧はま道路の橋梁に衝突、橋げたなどに甚大な損傷を与えた事故を踏まえたもの。この事故により、南本牧ふ頭と首都高速湾岸線を結ぶ横浜港南本牧はま道路は、19年9月9日から20年5月6日まで通行止めとなった。

同省は今後、告示改正によるハード対策と、海上保安庁による荒天時の錨泊制限などのソフト対策を組み合わせ、船舶の走錨事故防止対策とする。

▲衝突した貨物船(出所:国交省)

横浜港南本牧はま道路、きょうから供用開始