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8月百貨店売上0.2%減、JDSA調べ

2018年9月21日 (金)

調査・データ日本百貨店協会(JDSA)が21日発表した8月の全国百貨店売上高概況によると、同月の売上高総額は4118億円で前年同月に比べて0.2%(店舗数調整後)減少し、2か月連続のマイナスとなった。

台風の接近・上陸や土曜日1日減などマイナス与件はあったものの、高額消費やインバウンドが業績をけん引したほか、各社が積極展開したセールや人気イベントなども集客に寄与した。顧客別では、インバウンド(シェア6.3%)が258億円(20%増)と21か月連続で増勢が続く一方、国内市場(シェア93.7%/1.3%減)は2か月連続のマイナスとなった。

また、地区別では、10都市が8地区(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡)で前年を上回り1%増とプラスに転じた。地方(10都市以外の地区)は3%減と依然マイナス基調にあるが、8月は3地区(北海道、四国、九州)で対前年増となり前月から5.3ポイント改善した。

商品別では、ラグジュアリーブランドを含む身のまわり品が2.5%増とプラスに転じた。また、猛暑による盛夏商材への需要の高まりから、化粧品がUVケア商品を中心に国内外ともに好調で41か月連続プラス(9%増)。高級腕時計なども好調推移し、雑貨合計で21か月連続プラスとなった(3.7%増)。衣料品(2.6%減)、家庭用品(1.1%減)、食料品(1.4%減)は対前年減となったものの、マイナス幅はそれぞれ前月の実績から大きく改善している。

調査対象は79社219店(前年並み)で、総店舗面積が551万3129平方メートル(3.4%減)。3か月移動平均値(店舗数調整後)では1-3月0.7%減、2-4月前年同期並み、3-5月0.4%減、4-6月0.6%増、5-7月1.9%減、6-8月1.3%減となった。