財務・人事キユーソー流通システムが1日発表した2018年11月期第3四半期決算は、増収だったものの運送コストなどが増えたことにより、営業利益が1.2%減少した。
共同物流事業は、既存取引が減少したものの、連結子会社の増加や新規・領域拡大が伸長し増収。利益面は、新規・領域拡大にともなう利益増に加え、運送業務の合理化や保管の効率化などが進捗したものの、既存取引減少による利益減や運送コスト、燃料調達単価などの上昇影響を受け減益となった。同セグメントの売上高は828億5200万円と前年同期に比べ7.6%増収、セグメント利益は20億4100万円と前年同期に比べ1.5%の減益となった。
専用物流事業は、コンビニエンスストアやチェーンストアなどの領域拡大が伸長し増収。利益面は、営業収益増加による利益増はあったものの、配送ルート増加による効率低下の影響や人員の補充にともなう労務費の増加などにより減益だった。同セグメントの売上高は388億5500万円で3.4%増収だったが、セグメント利益は12億3200万円と7.9%減少した。
■2018年11月期第3四半期決算
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 125,903 | 6.0% | |
営業利益 | 3,693 | -1.2% | 2.9% |
経常利益 | 3,802 | 0.5% | 3.0% |
純利益 | 2,046 | -1.4% | 1.6% |