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コマツとZMP、不整地運搬車で無人自動運転

2018年10月16日 (火)
空白

サービス・商品ZMPは16日、小松製作所と共同で不整地運搬車「クローラダンプCF-1」の無人自動運転化を実現したと発表した。同社は「CEATECジャパン2018」の自社出展ブースで、無人自動運転による実機デモを行い、ライブ中継を実施する。

コマツは建設・鉱山機械の無人化・自動運転化を進めるため、15年にZMPへ出資し、両社で協業を進めてきた。現在は「コマツIoTセンタ東京」内で同機の無人自動運転走行を達成し、「現場全体をICTでつなぎ生産性を向上させる未来の現場ソリューション」へつながる取り組みとして開発に取り組んでいる。

無人自動運転化した不整地運搬車のクローラダンプCF-1には、ZMPの自動運転ソフトウェア「IZAC」、GPS(GNSS)、ステレオカメラなどのセンサー類を搭載し、自動運転に必要な車両制御、自己位置推定、物体検知、走行経路計画生成、WiFi機器を利用した車車間通信技術といった機能を実装している。

自動運転の導入により、正確な目的地への到達など無駄な動きを低減した作業を繰り返し行えることになるほか、人のスキル・ノウハウに依存しない自動運転の導入によって、不足するオペレーターを補うことも可能になる技術だという。

クローラダンプCF-1が実現した自動走行は、油圧ショベルやブルドーザーが待つ指定目標座標位置へ正確に到達する座標や進入角度が求められるが、ZMPはこれを実現するための自律移動技術を提供した。