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三井物産、2市でオンライン診療・処方薬配送検証

2018年10月25日 (木)

▲実証事業の概要図(出所:三井物産)

ロジスティクス三井物産は25日、福岡市兵庫県養父市と福岡市で、テレビ電話によってオンライン診療を受けたり、医薬品を宅配で受け取ったりすることができる「オンライン診療・オンライン服薬指導・医薬品配送一貫モデル」の実証事業を行う、と発表した。

中山間地域や離島では、高齢化の進展に伴い診療所・薬局へのアクセスが困難な患者が増えつつあり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の患者は自覚症状に乏しく、診療中断に陥りがちなため、重症化するケースもある。

そこで実証実験では、医薬系ベンチャーのミナカラと協力し、オンラインで診療から医薬品の受け取りまで一貫して管理・実施できるシステムを提供し、患者・医師・薬局とともに利便性と治療の継続性を検証する。

患者はスマートフォンなどのテレビ電話機能を使い、自宅に居ながらにして診療と服薬指導を受けたり、処方薬を受け取ったりすることができる。養父市では市、市内の診療所・薬局と連携し、福岡市では薬局事業を展開する同社傘下の総合メディカルと共同で実施する。