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ファームシップとセイノー、複合機能型植物工場稼働へ

2018年11月7日 (水)

拠点・施設ファームシップ(東京都中央区)は7日、セイノーホールディングス傘下の東海西濃運輸との包括的業務提携に基づき、土岐市での新規植物工場の運営を開始すると発表した。

2019年6月に稼働開始予定の同工場は、1階部分が物流センター、2階部分が植物工場として新たに建設。大規模植物工場としては世界初の複合機能型植物工場で、レタスなど1万5000株に加え、ベビーリーフの量産も計画している。また搬送ラインなどを自動化することで、収穫直後に1階部分の物流センターに納品が可能となり、サプライチェーンの合理化を実現する。

ファームシップは多様な業種・企業との提携を通じて、18年10月末時点で国内4拠点、国外1拠点の植物工場生産ネットワークを構築している。今回の植物工場の稼働、現在開発中の新規工場の稼働により、ファームシップグループでは中京地域を含む全国の工場野菜供給力を拡大し、グループ全体で日量8トン規模の葉物野菜の関東から関西地方での包括的な流通を実現する。生産された野菜はスーパーマーケットのほか、現在需要が高まっている惣菜ベンダー、飲食店チェーン、食品加工工場にも販売する。

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