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セイノーが植物工場開始、生産から輸送まで一括管理

2018年10月2日 (火)

▲植物工場の完成予想図

ロジスティクスセイノーホールディングスは2日、新たに植物工場事業に進出すると発表した。2019年6月に事業を開始する。

セイノー輸送グループの東海西濃運輸が新事業として立ち上げを行い、岐阜県内に2階建倉庫を建築し、2階部分3960平方メートルを植物工場として利用する。

セイノーホールディングスは、「農家の縮小や農業従事者の高齢化が進む現在、植物工場で葉物野菜を栽培することで生産の品質を高め、安定的に出荷することで消費者に価値を提供できる。さらにそれら野菜を、輸送事業を柱とするセイノーホールディングスが生産から配送までを一括で管理することで、より新鮮な野菜を届けることができる」と考えた。

▲葉物野菜の栽培の様子

同事業は、植物工場事業を行うファームシップ(東京都中央区)と包括的業務提携契約を締結し、進めていく。同社は、オープンイノベーションプログラム「セイノーアクセラレータープログラム2017」のファイナリストで、国内に自社植物工場を運営するほか、さまざまなパートナー企業と工場の立ち上げの実績を持っている。